飼い主と私。


廊下を歩いていた時、後ろから誰かに名前を呼ばれた。なんだろう?と思い後ろを向くと、そこには女の子が立っていた。


「あ、えっと…柊木さん?ど、どうしたの?」


私の名前を呼んだのは同じクラスの柊木花奈(ひいらぎかな)さんだった。小柄でふわふわした髪にくりっとした目はとっても可愛い、と人気だ。


「え、えっと…!これ…」


そう言われて差し出されたのはシンプルな真っ白のハンカチ。私のものだった。


「あ…!ごめんなさい!これどこに?」


「桜田さんの机の上にあったよ?」


くすくすと笑う柊木さんはとっても可愛かった。私は顔を赤くしながらハンカチを受け取った。