「じゃあ、教室戻るか。ちなみに?保健のセンセーは風邪ひいてるっぽいよ?はやく御見舞行ってこい」


そう言うと、結月は顔を真っ赤にして俺の肩を叩いた。


「そんなの知ってるし、声でかいっての!」


そう言って靴を履いて学校を出ていった。


さ、俺も行きますか…


そして、詩乃のいる教室へ行った。しかしそこに詩乃の姿は無かった。一瞬すれ違ったか?と思ったが詩乃のものらしき鞄があったので、日誌を届けてるのだろうと考え、教室のドアの前で待つことにした。


思った通り、詩乃は戻ってきた。