飼い主と私。


ずるずると腕を引いて教室を出る立花さん。そして、腕を引かれて歩く私。


「立花さん…私……今日寄る所が…」


立花さんの隣まで来ると、顔を見た。立花さんは横目でこちらを見たけどすぐに前を向いた。


わ、まつ毛長い……


「寄る所?まさか男のとこ…?」


おと…っ!?


「そ、そんなわけないじゃないですか!…スーパーに寄りたいんです!」


「ふーん。じゃ、俺付き合う。暗くなってるし危ないでしょ」


そんな事を口にする立花さん。


優しい所もあるんだ……


なんてちょっと見直した。でも、暗くなってるからこそ、立花さんに迷惑だ。