飼い主と私。


そう思っていた時、立花さんの声が聞こえた。…ような気がした。



今……いやいや、考え過ぎて幻聴まで聞こえるように…!?うわぁ……


はぁ、とため息をついて教室に入ろうとした時、誰かとすれ違った気がした。


「おい」


「また声が…考え過ぎだって……」


帰る準備をして、電気を消そうと思った時、手に触れたのはスイッチでは無く温かいものだった。


不思議に思って前を向くと、立花さんが目の前にいた。


「た…っ!…えっ!?」


「さっきから無視ってご主人様に向かってどういう事?」