それから数分もすると教室には私一人だけになった。カリカリと日誌を書く音だけが教室に響いていた。
今日はなんかあったかなぁ…なんで今日の感想なんて書かなきゃ…何も無いよ…
何を書こうか迷っているだけでも時間はどんどん過ぎていく。取り敢えず、適当に書いて日誌を先生に渡した。
「ご苦労さま。気をつけて帰ってね?」
「はい。先生も頑張ってください、失礼します」
お辞儀をして職員室をでると、鞄を取りに教室へ戻った。空はもう茜色で烏が鳴いていた。
立花さんはもう帰ったかな…悪い事したかな……
「遅いんだけど」
