飼い主と私。


そう言われて渡されたのはお馴染みの日誌。長い間使われていて、新調していないため角のぶぶんがボロボロ。


その日誌を受け取って戻ろうとした時、「待って」と止められた。


なんだろう…?何か悪いことしたっけ…


「これ。ついでに隣のクラスの立花さんに返してくれるかしら?」


渡されたのは小さなお守りだった。手作りなのか、文字の部分に少し歪(いびつ)があった。だけど温もりがあるような、そんな気がした。


待って…隣のクラスって…!!


ハッとして先生の方を向いた時にはもう先生はいなくなっていて、断ることも出来なくなっていた。


はぁ……どうしてこんなことに…