「結月ちゃんのせいじゃないから大丈夫だよ…!謝らないで?」
「本当にごめんね…あいつになんか酷いことされなかった!?」
「あ、それが……」
結月ちゃんには言おうと思っていたがいざとなると言い難い。とても長い付き合いの友達に、犬になりました、なんて言えるわけない。
なんて説明したら……
無言でいる私を見て首を傾げている結月ちゃん。何も言えずにいると、チャイムが鳴った。
「鳴っちゃったから昼休み聞かせてね?逃げないでよ?」
それだけ言ってさっさと戻っていく結月ちゃん。
困った……真面目に困ったよ…!