強制的に王子様こと、立花さんのペットになった次の日。予想していたより生徒達は落ち着いていた。



ま、まぁ図書室には2人だけしか居なかったし当たり前か…




ほっと、安心して教室に入った。安心したのも束の間、どうやら私のクラスは落ち着いては無かったらしい。私が入るなり、ガタガタと慌ただしく立ち上がり、私に寄ってくる女の子達。



「え…?」


「桜田さん!!昨日、王子と何あったの!?」


「まさか、告白!?いやぁぁあ!!」



キャーキャーと私の周りで好き放題言う彼女達。疑問をぶつけてきたり、自分で言っといて悲しくなってる人も。



「あの…特に何も無かったです…よ?」