薄暗い廊下にそう言い残して、私も接客に加わった。
混み合うお昼時もなんとかやり過ごし、午後の営業も無事終わった。私達は荷物をまとめ、宿泊施設へと向かう準備をした。
「お疲れ様〜!本当にありがとう!明日は多分大丈夫だから、いっぱい楽しんでってね!」
海の家の前で元気よく手を振る香澄さんにお辞儀をして、またまた先生の案内によって宿泊施設に向かった。
「あー、疲れた……」
女将さんに連れられて部屋に通されるなり、荷物を放り出し椅子に座った結月ちゃん。
「も〜、結月ちゃんてば、一番働いてないんじゃない?ずっとカウンターに座ってただけでしょ〜!?」
「えっ!?結月ちゃんそうだったの!?」
花奈ちゃんから聞かされる衝撃の真実。
