「もちろん!もっと可愛くなろっ!あ、はい。結月ちゃんはこれで完成!」
結月ちゃんが終わったらしく、入れ替わりで私が花奈ちゃんの前に座った。花奈ちゃんは暫く私の頭を眺め、クシを手に取った。
「横を編み込んでー、後ろでふわふわまとめちゃおーっと」
ふんふーんと楽しそうに髪をいじる花奈ちゃんと、みるみるうちに変わっていく私の頭。
「かんせーいっ」
「ふぉおっ!!凄い!!なにこれ可愛い…!ありがとう、花奈ちゃん!」
私の髪じゃないみたい……花奈ちゃん先輩、流石だよ〜
喜んでいると、結月ちゃんがこっちを覗いた。
「終わった?…って、詩乃めちゃくちゃ可愛いね。似合ってる」
