これは夢だよ、うん。1回目を閉じて…また……


「0点!?うそ!!」


「っくふ…あはははっ詩乃、最高っ!!名前よくみなって!ははっ」


腹を抱えて笑う結月ちゃん。バッと名前を見ると、男子の名前が書かれてた。


「あぁーー!!結月ちゃん!テスト用紙すり替えたなー!!」


「あははっ、表情最高…っ…て、ごめんごめん」


悪びれもなく、笑いながら本当のテストを渡す結月ちゃんから受け取ると名前を確認した上で、ほっと息をついた。


よかった…半分以上いけてる…!!


「よかったじゃん…ふふっ」


「ふーん。結月ちゃん、許さないんだから…!」