そう思いつつ、ストロベリーのアイスを一口。
ふんわりと甘酸っぱい苺の風味が広がった。頬に手を当て、舌鼓を打っていると結月ちゃんが隣にきた。
「あー、詩乃、溶けてるよ」
「うそーっ!?」
くるっと向きを変えて確認すると、反対側の方が溶けていた。
ぺろっと舐めていると、会計を済ませた花奈ちゃんが幸せそうに歩いてきた。
「ごめ〜ん。私、颯馬君に呼ばれちゃった…」
申し訳なさそうにしてても、溢れて抑えきれてない幸せオーラ。
「おーおー、らぶらぶだねぇじゃあここらでお開きにする?」
なんて、噂好きのおばさんみたいに口に手を添えながら結月ちゃんが言った。その言葉に対して、花奈ちゃんは顔を赤くした。
