飼い主と私。

この後、花奈ちゃんが満足するまで試着やらなにやら、服選びに付き合わされた。


「はぁ〜疲れたー」


「ご、ごめん…つい夢中になっちゃって…」


ベンチに座る結月ちゃんと申し訳なさそうに結月ちゃんの前で手を合わせる花奈ちゃん。


座っている結月ちゃんの隣には大きな紙袋。3人分の洋服が入っている。


「あ…結月ちゃん、私水着持ってないや……」


「あー、確かに私も…」

「私もだわ」


海に行くのに誰も水着持ってないなんて……


結月ちゃんはぐいっとペットボトルのお茶を飲むと、反対側を指さした。


「あっちの方、確か水着売ってたから見に行く?」