これ以上詩乃を見ていると、色々危ない気がして、俺は素っ気なく 「花奈、待っててすぐ準備する」 と言って教室の中へ入った。 素直になればいいのに……。 「詩乃……」 暗い教室でその言葉が響いた。 次の日、昨日の事が誰かに見られていたのか、キャーキャーといつもより一際騒ぐ女子にまとわりつかれた。 「ねぇ!立花くん、昨日のこと本当!?」 「桜田さんじゃないんでしょ!?彼女!?」 「何してたの!?」