「あの、結月ちゃん。あの人、私の学生証拾ってくれた人で……」


「はぁ!?まじで言ってる!?あちゃー…可哀想に……最悪じゃん」



何故か哀れみの目を向けられた私。そんなに悪い人なのかな。


「結月ちゃん、あの人のこと知ってるの…?」


「一応?てか、学校で超有名なんだけど……まぁ、いっつも私といるし分かんないか」



よくわからないまま、なんか納得された。…本当に結月ちゃんとしかいないけどね。



結局手に入れられた情報は結構有名な人らしい、という事だけなのでもっと聞こうとしたら、結月ちゃんの方から教えてくれた。