「……バカ。可愛いこと言うな」 遊がそう言った瞬間、強引に顔をあげられ口を塞がれた。遊の唇で。 一瞬何が起こったか分からなかった。 私……今…っ遊と… 「…分かったでしょ?俺、彼女なんていないし最初から詩乃だけだって…気付いてよ」 今…なんて……? 「一昨日の告白は、花奈が好きな相手に告白するための練習。俺がその相手役してただけ」 「うそ……」 「ほんと」 事実を知った私は、恥ずかしいあまり更に顔を真っ赤にして再度、遊の胸に顔を埋めた。