飼い主と私。



責めも引きもしない遊のその変わらない笑顔が、私に弱いってことを遊は知ってる。



あ……もう、だめだ…遊には、勝てない…ちゃんと伝えなきゃ……思ってること全部…



ぎゅっと遊の服を掴むと、胸に顔を埋めた。


「ほんとは…嫌でした……遊、全然図書室来てくれないし、もやもやして…」


「うん」


優しく頭を撫でる遊。


あ…もう止まんないや……


ぽろぽろと溢れ出る涙が止まらなくて、視界もぼんやりしてくる。


「彼女なんて作っちゃやだ……私だって好きだもん……いつまでもペットなんかじゃやだもん……っ」


声が震えてたって精一杯に伝えて…少しでも思いが届くように…