飼い主と私。


「私、聞いちゃったんだもん一昨日!」


そう言うと、しばらく考え込む遊。そして、額を抑えて、はぁぁあ、と深いため息をついた。


「待って、詩乃。多分それ誤解……」


「ご、誤解って何が誤解ですか…!いいよって返事してたじゃないですか…」


自分で言ってて悲しくなってしょぼんと肩を落とすと、遊は私の頭を撫でた。


「ふーん……聞いてて、どう思った?」


「べ、別になんとも思ってないです…」


違う。…嘘。


どうにも私は素直になれないようで。でもそんな私の心を見透かすように、遊は優しく囁いた。


「本当に…?」