「お邪魔…します……」


昨日の夜、遊からメールが届き、土曜日の今日、遊の家へお邪魔していた。

遊はいつもと変わらぬ笑顔を見せて私を迎えてくれた。


部屋に通され、正座をしてしばらくして、マグカップを持って入ってきた。


き、緊張する……何、話せばいいの…


膝の上できゅっと拳を握って、固まっていると遊が呆れた顔した。


「なんで正座…?普通に座れば?」


「へっ!?…あ、うん……そうですよね…」


慌てて立とうとしたら、緊張のあまり、足がふらついてグラっと倒れた。