…やっぱり、彼女さんなんだ……


そう思っていると、結月ちゃんがきょとんとした表情で私をみた。


「詩乃?どうした?」


あ、結月ちゃんには聞こえてなかったんだ…


「ううん、何でもないよ。そろそろチャイム鳴るから席戻るね」


結月ちゃんと別れて、自分の席に着くと先生が入ってきた。


授業も当然、耳に入ることなく。昼休みとなった。


今日も…行ってみようかな……


そう思い、図書室まで行くとやっぱり遊はいなかった。


今日はもうここで食べよ…