「今日も…いない………」


4日間の休みが明け、3週間。この3週間、毎日欠かさず図書室へ行っても、遊の姿は見られなかった。


違うクラスだから話すこともないし、廊下ですれ違っても、避けられている気がする。



嫌われちゃったのかな……なにか、悪いことしたのかな……


前まではこんなことなかったのに…


はぁ、とため息をつき、私は図書室を後にした。


教室に戻ると結月ちゃんが先に戻っていたようで、近くに来てくれた。


「詩乃?元気…ない?最近暗い顔してばっかだよ」