「じゃあ……これ?」
次にさしたのは、淡いブルーのシンプルなシャーペン。羽の飾りが付いている。
あー、これ結月ちゃんっぽい…
そう思っていると、時雨がそのシャーペンに手を伸ばした。
「…いいかも。ん、これにしよー」
「あ、じゃあ私も欲しいのあるし、一緒に会計してするね?」
時雨からシャーペンを受け取り、私の欲しい物も持ってレジへと向かった。
「あー、疲れたぁ」
一通り買い物が終わり、少し休んでいると時雨がアイスを買ってきてくれた。
「やったー!ありがと、時雨ーっ」
ストロベリーのアイスは酸味と甘味が丁度よく、とても美味しい。
