飼い主と私。



「彼女…に……?」


多分、私にやけてる…


「えー…あー、まぁ……っていいから教えて」


時雨は恥ずかしそうにちょっとだけ顔を赤らめた。肝心なとこははぐらかして。


時雨ったら、可愛いんだからぁ〜


なんでか自分も嬉しい気持ちになった。


「んー、好みにもよるけどこれはどう?私こういうの好きだけどな〜」


指さしたのはパステルカラーの水玉模様のシャーペン。飾りにポンポンが付いている。


「んーあいつはそういうタイプじゃないかも…」