「えぇぇえっ!?先生と!?」


保健の先生、三神先生は優しくて生徒の間でも人気のある先生。…確か。


「…うん。今まで黙っててごめん…」


先生と生徒だなんて。禁断の恋!?とんでもない秘密を聞いてしまった…


「それでね、さっき喧嘩して……私……っ…そのまま家を飛び出して…来たの…」


結月ちゃんの目に涙が溢れて、遂に後悔の色を孕んだ涙が零れた。肩を揺らして泣く結月ちゃんは、いつもより小さく見えた。


結月ちゃんがこんな風に泣くなんて……


「私…嫌われちゃったかなぁ…っ?」