───キーンコーンカーンコーン

お昼を知らせるチャイムがなる。

隣には、寝ているなぎくん。
ポカポカした日差しが私たちを照らし、
ぐーっと背伸びすると、
朝のことなんて小さく思えた。

朝から、二人でサボった。

なぎくんは、ほぼ寝てたけど…

なぎくんに目をやると、
気持ちよさそうに眠ってる。


かっこいい…


そりゃ、人気あるよなぁ。

あ、お弁当教室に忘れてきた。

「ん…」

「あ、おはよう」

「はよ、あれ?あいつまだ?」

「え、あいつって?」

眠そうな顔でキョロキョロと辺りを見回すなぎくん。その姿がちょっと可愛く見えた

「朝の」

「あー、」

朝のイケメンのお友達さんね?

「なぎ、呼んだ?」

「おせーよ」

はいはい。なんて言いながら、なぎくんに袋を渡す友達

え、パシリ、、?