「明日から、ここ来てもいーよ」

「え?」

「一人飯とか、寂しくね?どーせ、元彼さん以外に友達いないんだろ」

「それ、バカにしてる?」

「半分バカにしてる。けど、なんかお前のこと放っておけない」

クシャクシャと私の頭を撫でるなぎくんにキューっと胸が苦しくなった。

「あり…がとう……」

「ん。んじゃ、戻るか」

「うん…」

…戻ってから、
泰斗にどんな顔合わせればいいか分からないけど、頑張るしかない。

なぎくんがついてる…
そう思えば少し強くなれた気がした。


でも、どうして…

なぎくんは

赤い糸が見えること

信じてくれたんだろう…?