「わりぃ!いと、一人にして」

タイミング悪く帰ってきた泰斗。

一人にしたことを謝るの?
違うよね、、?

朋美となにがあったの?
悪いと思ってないの?
黙ってればそれでいいの?

ねぇ?泰斗。
泰斗がわからないよ…。


「いと?」

「……らない…」

「え?」

「 …ゎからないよ…たいと」

抑えていた涙は、
止まらず目から溢れた。

「いと、だいじょ…」

そういって、触れようとしてきた泰斗の手を私は手で払い除けた。

「いい。もう、優しくしないで……」

いきなり過ぎるかもしれない…
けど、もうこれ以上…傷つかないうちに。
傷が浅いうちに…


「別れよ…泰斗」


友達に戻りたい。

「なにいって…」

「もう…辛いの……きついの…苦しいの」

「いと…」

「だから、お願い…別れたい」

このタイミングなんておかしいよね。
でも、口が止まらないの…