それからいうもの、
泰斗と朋美の距離は縮んでいった。

そして、迎えた球技大会。

「はぁ…」

泰斗は、朋美と使う物を出しに行っていて
私は、救急用のテントで待機している。

どーしてこうなっちゃったかなぁ。

先生ってば、
テキトーに決めたにしては、
チョイス悪すぎ…

この調子だったら、
ほんとに運命繋がっちゃいそーだよ、、

「ここっていーよな」

「あ、清水なぎさくん」

「なんで、フルネーム」

あの日以来、見かけることのなかった清水なぎさくん。
ちゃんと、体育祭は来てたんだ。

「なんでいいの?」

「ん?サボれるから」

あーなるほど、、

「テントだから太陽当たんねーし」

「サボるの好きだね」

「好きでサボってるわけじゃねぇよ」

…や、知らないし。
サボリはサボりでしょうに