「いと!」

「あ、泰斗…どーしたの?」

「どーしたのじゃねーよ!トイレっていってなかなか帰ってこねーし」

「あ、ごめん…」

「全く、心配かけんなよな?」

「うん、ごめん…」

…やっぱり、泰斗は優しい

「俺も、悪かったな」

「え?」

「ほら、アイツとちょっと話しすぎてたってか…なんていうか…ごめん…糸のこと気にしてんのにさ、運命の人とかどーとかいってんのに…まじでごめん…」

「うん…大丈夫」

なんだ、泰斗気づいてんじゃん。
大丈夫大丈夫。

まだ、運命の時が来るのは先…

時間の問題なんだろうけど…
このまま、付き合っていていいのかな。

このまま、逃げていていいのかな。


私、今…
とっても中途半端だ。