どうして、
運命というものは、
私に意地悪をするのだろう…


私は、泰斗と球技大会の委員になった。

そして、
その集まりに来ているんだけど…

「泰斗!あ、いとちゃんも!!」

「あ、朋美」

朋美も委員らしい。
未だに、泰斗と朋美の小指には
繋がった赤い糸がある。

「はぁ…」

「大丈夫だ、いと。俺には、いとしかいないからよ?」

「うん」

泰斗は、いつも大丈夫っていうけど…
私からしたら不安で仕方無いのに

やっぱり、
運命を覆すのは無理かもしれない…

そう考えると、
気持ちがずーんっと重くなった

「朋美、体育苦手なのになんで委員?」

「あー、くじで決まっちゃって〜。ちなみに、男子もそーだよ!あの、ちょっと冷たいオーラ放ってる黒髪のイケメンくんいるでしょ?!あの子もそーなの!」

あ、確かに…イケメンだ
冷たそうだけど、、

「あっ…」