学校につくと、
泰斗が友達に挨拶をする

その姿を見て、
なんだか懐かしいなって思ってた

「有賀さんもおはよう」

「え…あ、おはよう」

…初めて挨拶された

今まで挨拶されたことが無かったのに

「泰斗こんなんだけど、仲良くしてやってな」

…こんなんって、、
すっごく素敵な人だよ、泰斗は

私の初恋の人

「いとちゃーん!」

「あ、朋美。おはよ」

相変わらず、元気…

「付き合ったんだって?泰斗と!」

「あ、うん」

「泰斗から、聞いたよ〜」

嬉しそうに話す朋美とは、
別に私の心の中では嫌な気持ちがあった

朋美と泰斗は、運命の人

そう思うと、
モヤモヤして苦しかった

朋美の糸と、
泰斗の糸が、繋がっている。

見るのが嫌だった

見えなくなればいいって思った