転げ落ちる時に、
いろんなところをぶつけて
下についた時には
起き上がることもできなかった

「…はぁ、」

ばかだなぁ、私。

さっき、あの子らに友達いないとダメだもんねって言ったけど…それ、自分のことじゃん

…友達いないとダメなの、私
一人が辛いの、私じゃん

私は、大丈夫って平気な顔して…
こんなんじゃ、
いつまで経っても前へ進めない


…痛い
ズキズキする…

意識が遠くなる…

「…と!!……ぃと!!…いと!!」

…あ、泰斗の声が聞こえる
とうとう、幻聴まで聞こえるようになった

…私は、ここだよ…泰斗


泰斗の声を聞きながら、
私は意識を手放した