どーして、上手くいかないの

あぁ、わかった
私には一人があってたんだ

なんで、気づかなかったんだろ

無理して人といることなかったんだ

泰斗に心配かけたくないって
泰斗にやっていけるよって

ただ、
見栄を張りたかっただけなんだ


今更、気づくなんてさ
…遅いよ、私


「いとちゃーん!」


遠くから走ってくるのは、朋美

「どーしたの?」

「会いたくて!!班のとこ行ってもいないから!探したよ~」

「そう、ごめんね」

「いやいや~、けどもう山登りするみたいだよ!行こ!」

朋美に手を引っ張られて、
みんなの集まるところにきた

もちろん、私の班の人達も集まっている

「朋ちゃん、こっちだよ!」

「あ、そっか!じゃあ、またね!いとちゃん」

朋美は、友達と自分のクラスに戻っていく
たくさん人がいるのに、

私はひとりぼっち

「それじゃあ、班ごとに登っていくように」

先生の合図で、ゾロゾロと山を登っていく

もはや班から外されてるけど、、
私は後ろについて行く

はやく、帰りたい…