「そんなこと、なんでわかんのよ!」

「だって、その人。この子と赤い糸繋がってるから…運命の人だから」

「はぁ?何言ってんの!?馬鹿じゃねー?」

「赤い糸?運命の人?信じてるとか」

「…きもくない?見えてるっていいたいの?」

あ、また…バカにされる
わかってるのに、
同じことの繰り返しって
理解してるのに…

「あのさ〜、悪いけど…そんな性格悪いとは思わなかったわ、わりーな?」

そういって、男の人は走っていってしまった
運命の人を連れて

ぽつんと残された私

「あんたが変な事言うから、」

「ちっ、ご飯食べよーぜ」

「あ、あんた…食べなくて結構だから」

…あぁ、こっちから願い下げ
私もあなた達とご飯なんて食べたくない

1食食べなくたって、大丈夫

私は、人の少ない所にある
ベンチに座り一息つく