いとに、
いつも運命の人を探してくれって
頼んでたけど

実際、
いとと繋がってないかな

って勝手に期待してた


いとと繋がってないなら、
実際誰が運命の人でもよかった


あの時、
いとに告白してなかったら…

いつも通り、いとと話せてたのだろうか

いとも俺のことを好きでいてくれたのに、
赤い糸が俺達の邪魔をした

正直、赤い糸が見えなかったら…
いとと付き合えたって思ってる


もう、いととは話せない

この先もきっと…
知らない間にいとを傷つけてた
苦しめていた

ごめん…いと
ひとりぼっちにして、ごめん

けど、俺はこれから先もいとが好きだ


「泰斗~、購買行こうぜ」

「あ、あぁ」


いとの小指に、
俺の赤い糸がいつか繋がりますように