「私そんなこと言っ「そんなに言うんだったらしょうがねーな」




頬ずえをついてニヤリと意地悪く笑う渚。




「困ってるやつを放っておけねぇこの優しい俺が教えてやるよ」



「えっ、本当!?」



「俺は嘘つかねえよ」




いつもクソ意地悪な渚が優しいなんて!


今ならこんな奴でも神様に見えるよ!!




「そのかわり」




渚は立ち上がると、私を見下ろして不敵な笑みを浮かべて。




「1個、必ず俺の言うこと聞けよ」