「あの、渚は?」 「たぶんもう部活終わったから 帰ってくるんじゃないかしら」 渚のお母さんが時計を見てそう言った。 「……そうですか」 ……最悪だ。早く食べて帰っちゃおう。 はぁ、とため息をついてテレビを見れば、 その横には私と渚の小さい頃の写真が。