さくらの腕を掴んで、グッ、と引き寄せる。




「な、渚っ…」



「大好きって言えよ」



「っ…」



「ほら」



「………だ、大好き…」



「…もっと大きな声で」



「き、聞こえてるでしょ!?」



「聞こえねーよ」



「……うーっ…」





大食いで、喧嘩っ早くて
素直じゃない幼なじみ。




でも俺はそんな幼なじみに今日も夢中。





だから今日もとことんいじめてやるよ。





「ほら早く」




「……っ」




「早く言わないと襲うから」




「…っ!!だ、大好きだってば!!」





最低でもなんでもいい。





「よく出来ました」




お前が俺だけを見てくれるなら
それでいいから。





おまけfin♡