「あ、うん、聞いてるよ。いいんじゃないかな? 渚と神崎さんお似合いだし上手くいくよ!」 「えー?榎本さんに言われるとなんかうれしいっ。ありがとっ♪」 「頑張ってね」 そうだ。 私には何の関係もない。 別に渚と神崎さんが付き合おうと私には…… ふと窓の外を見る。 いつの間にか黒い雲で覆われていて、今にも雨が降り出しそう。 さっきまで晴れてたのが嘘のようで。 ………傘、持ってきてないや。