****** いつの間にか委員会も終わり夏海の待つ教室に帰る途中。 「あ、榎本さん!」 「爽汰くん…」 私に気づくと駆け寄る爽汰くん。 「榎本さん委員会?」 「そうだよー、爽汰くんは?」 「あー忘れ物しちゃって教室に」 「そっか」 ハハッと私も笑い返すと、 爽汰くんが私の顔を覗き込んだ。