「榎本さんこういうの苦手?」 「うーん、苦手ではないよ」 まあ普通に怖いけどね! 「じゃあ一緒に入らない? 有馬たち待ってるって言ってるし」 必殺爽やかスマイルで言われたら、 そりゃ断れないわけで。 私はコクリと頷いた。 「やった。じゃあ俺ら行くから」 爽汰くんがそう言うと、 渚たちを残してお化け屋敷に入っていった。