……………なんだあれ。 も、も、もしかしてもしかして! 渚って私のこと好っ………………… いやないわ。 普通、好きな人に嫌いなんて言わないだろうし。 そもそもあいつの周りには可愛い子が山ほどいるから私なんか眼中すらないはず。 キスしたのも抱きしめたのも きっと慣れてるあいつからしたら軽いスキンシップにすぎないに違いない。 うん。きっとそう。 そんなのありえない。 帰ろうと思い歩き始めれば。 「あれ、榎本さんじゃん」 聞き覚えのある声に名前を呼ばれて足が止まる。