「帰れないって泣いてる女を放っとくほど、俺は冷めてない」
…と、とか言って絶対襲う気だ。
私はじーっと彼を睨んだ
「…何?襲われるとか思ってんの?」
フッと笑ってバカにしてるかのように言った
な、!
まるで私が自意識過剰みたいに…
…まあ、よくよく考えれば。
私どっちにしろ今日は行くところないんだ
襲われようが襲われまいが、自業自得
今更怖いとか思っても
時すでに遅し。
「今晩泊めてもらえませんか」
私は彼に頭を下げた
とりあえず今日は寝て、
明日早朝に帰ればいい話。
「…なんもしねーから安心しな」
「…」
彼はハァ、とため息をついて、
「ほら、行くぞ」
そういって、歩き始めた

