私、暴走族に拾われちゃいました。







「____…いっ、おい!」



誰かの声で重たい瞼をあけた

私の目の前にしゃがんで私を見ている、


茶髪で、顔の整った男


…誰?









「お前、こんなとこで何してる?」



「…え、」


真顔で言われて、ビクッってなる私


…誰?少し怖い。



「なんでこんなとこで寝てんのってきーてんの。聞こえない?死んでんの?お前」



低いトーンで私に話しかける男。

怖すぎる。

死んでるのって…


「…生きてます」





「それなら早く帰れ。危ないから」


そういって歩きだそうとするその人。


「あ、ままま待って!」



私は反射的に彼を引き止めた


ん?なんで引き止めた?

わかんない。

何故だか歯止めが効かなくなって、

気づいたら、


「か、帰れって。帰れって簡単に言うけどさ!どこに帰れって言うの?帰る場所なんてないのに!なんにも知らないくせに無責任な事言わないでよ!このチャラ男!」


なんだか自分がわかんなくなって、

涙がポロポロと私の頬を流れていた




あ、ちょっとチャラ男は言いすぎた、?


彼は怖いくらい真顔で私を見てる

に、逃げよう。


3…2…1…!


反対側にクルッと回って


走り出そうとした時



パシッ!




「待て」



…つ、捕まった