4時彼~君に捕らわれて~


はっきり言って、我が校の

女子バレー部と男子バレー部は



仲が悪い。



いちゃもんもいざこざも日常茶飯事。

仲が悪いのは伝統的なものだと周知の事実。

だから………

男子バレー部の部員が私を迎えに来るなんて


ありえない。


でも彼は



『『マネージャー?』』



新太郎とカレンの声がピタリと合わさる。



『え?男バレ…のマネじゃなくて?』


『ううん、女バレの……。』



男子バレー部のマネージャーと思ってしまう

カレンの気持ちは良く分かる。

私も最初は間違いだと思っていた。



『ええッツ!あんな図体デカいのがマネっ!?』



新太郎の驚く気持ちも良く分かる。

(私と同じくらいだが)

選手として見間違えてしまう。



『今、図体は関係なくない?』

『関係あるって!大有り!
だってマネって言ったら……』



新太郎は目をキラキラと輝かせ



『①けなげ②可愛さ③癒し…だろ!』



恥ずかしげもなく、持論をのべてみせた。

周りからの冷やかな視線も気にする事なく。



『きもっ。ないわー。
晴、こいつのは聞かなくていいから。』


『なんでだよっ!
男なら誰だってそう思うもんだろ!
あんな………』




そう言って

鳳浩太に指を指した新太郎だったが……



『ッツ!』



犬のようにけなげに待つ彼の

シュンとした態度が

可愛らしくいじらしく見えたのか




『ありだな!』




一瞬で心変わりをしてみせた。