ガラガラっと勢いよく教室のドアが開き
甘めの大きな声が
教室中に響く。
ザワザワ……ザワザワ……
クラスがザワついているのは明らか。
皆が彼を見ていた。
彼は鳳 浩太(おおとり こうた)。
今年入学したての1年生。
本人いわくクォーターで
髪が金髪。
高い身長の上
甘めの声色に
整った顔立ちが
彼が余計に目立つ理由だった。
『先輩ー!先輩ー?』
彼は私を呼んでいる。
なぜなら………
『先輩!部活行こっ!』
彼と私は同じ部活なのた。
でも……
『なぁ晴、あいつ最近よく来るなー。』
『ねー、行かなくていいの?』
同じクラスの
根津 新太郎(ねづ しんたろう)と
新島 カレン(にいじま かれん)が
私に声をかけた。
『部活の後輩?さすがっ!
レギュラーは扱いが格別だな~。』
陽気に話す新太郎とは違い…
『新太郎、バカなの?晴は女バレじゃれん。
男子が入れるわけないし。』
カレンは冷やかな視線を新太郎に向けた。
『あっ!そっか!ん?でも…
あいつ“部活”って……』
鳳浩太
彼とは同じ部活ではあるが
部活の後輩……とは少し違う。
だって彼は
『………。マネージャー………なの。』

