高校生になっても
背は伸び続けた。
もともと中性的な顔立ちだった事もあり
周りの女子からは憧れと好意の目で見られ
男子からは友情の目と
時より敵意の目で見られるようになっていた。
女の子として見られていない。
気づいていた。
傷ついている自分がいる事も。
女の子として見てほしい。
でも………
作り笑いをする。
これ以上傷を広げたくなくて。
そして
何度も繰り返せば
その事にもう期待する事もなくなっていた。
痛みに慣れてしまえば
傷ついた事もなかった事に出来る。
そう思っていた…………
彼に会うまでは。

