4時彼~君に捕らわれて~


ここで許してしまえば

これから彼が飽きるまで


午後4時


彼は私を迎えにくる事になるだろう。

ホームルームが全学年1

長いのが私のクラス。


彼が来る前に出る策は無理だと言っていい。


ダメだとここでハッキリ言わないと………

そうしないといけないと分かっているのに



『お願い…先輩。』



可愛らしくお願いされて

きつくダメだと言える程……



『わ、分かったからッツ!そんな顔しないで!』



私は鬼になりきれなかった。

私の負けを告げるように



『ありがとう、先輩ッツ!』



最上級の笑顔という

満開の花が咲いた。