氷姫-hyoki-随時更新・編集してます

すると、ザワザワしていた教室が一気に静かになり、次の瞬間叫び声が聞こえてきた。

「よっしゃぁぁぁぁぁ!!」
「美人きたーーーーー!」
「ヒューーー」
「俺の彼女になってー!!」

最後のは聞かなかったことにしよう。

「お前ら黙れ」

だから殺気出てるって、たっちゃん。

「みこ、自己紹介。」

「柳美琴です。」

「もっとなんかないのかよ…」

「ない」

皆と仲良くするつもりとかないし。
名前だけで十分。てか、名前すら知らなくてもいいくらい。

「まぁいいや。席は窓側の一番後ろな。」

お、いい席。寝れるじゃん!
しかし、私の喜びは一瞬にして崩れさることになる。