氷姫-hyoki-随時更新・編集してます

「それよりさ、さっきからすごい見られてるんだけど…なんで?」

さっきから異常なほどの視線を感じる。

「それは、美琴が可愛いからっ!」

にこっと元気な笑顔で言ってるけど、有り得ないから。

「………。」

はぁと溜息をつく勝也。なんかムカつくな。

「美琴さぁ、俺達のこと知らねえのか?」

突然の変な質問。
なに?こいつら有名人なの?
頭をフル回転させても出てこない。
見たことも聞いたこともないな。

「知らない。」

「まじか!俺らのこと知らねぇ奴いるんだな!ちょっとショック!」

煩い。こいつは私の嫌なことばかりするな。ある意味凄いよ。

「は?あんたらの事皆知ってるとか馬鹿じゃないの?あ、馬鹿なのか。ごめんね。」

ムカつくからちょっと言い返してやった。
普段じゃこんなもんで済まさないけど。
殴って蹴ってする所をこれで済ましてやった。